二分間の冒険 (偕成社文庫)
岡田 淳
私が小学5年生のときに、朝読書のときに担任の先生が読み聞かせてくださった本。
目からうろこが落ちる思いで、ものすごくおもしろかったんです。
「えらばれた勇者」「竜との戦い」……ワクワクしませんか?
オススメです。
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クレヨン王国 シルバー王妃花の旅 (講談社 青い鳥文庫)
福永 令三
私が児童文学作家を志すきっかけになった本。
それまであまり「本好き、読書好き」という感じではなかった私が、
クレヨン王国シリーズは少しずつでも集めました。
花札、死神との戦い、伝説の男装の王妃……!
花札がどんなものか、小学生の私はよくわかっていなかったのですが、
12か月を代表する花たちのその美しい描写と、シルバー王妃・おんどりのアラエッサと
こぶたのストンストンの珍道中に心躍らせたのでした。
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クレヨン王国 まほうの夏 (講談社青い鳥文庫)
福永 令三
クレヨン王国シリーズ。
読んでいて、はじめてぼろぼろっと涙を流した本。
主人公のセーター(清太くん)がとても好きです。
セーターはちょっと気になっている女の子といっしょに、クレヨン王国の「水色大福」を
みんなに秘密で育てることになりました。「水色大福」がいったい何の子どもなのかを、
期限までに見つけなくてはならないのです。
クライマックスは、何度読み返しても胸が熱くなり、泣きたくなります。
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秘密の花園 (西村書店)
バーネット 「秘密の花園」という物語に出会ったのは、おそらく小学校低学年のころ。
テレビで名作劇場のような、アニメがやっていました。
それがとても印象に残っていて、私にとって「秘密の花園」は特別な物語でした。
そして大人になって、図書館で出会ったのがこの本。翻訳が素晴らしいです。
やっぱりアニメの記憶だけではなく、すぐ読み返せるように本を手元に置きたいと思い、
シンプルな表紙の文庫を購入したのですが、それは訳がまったくしっくりこなくて、
結局この西村書店さんのハードカバーの本を買い求めたのでした。
美しい花園の光景が目に浮かぶだけでなく、登場人物の声まで聞こえてくるような
素晴らしい訳です。
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青い城 (角川文庫)
モンゴメリ
何度読み返したかわからない一冊。
敬愛する「赤毛のアン」シリーズの作者、モンゴメリの作品です。
地味で「いい子」であったヴァランシーが、余命宣告を受けたことをきっかけに
「ならば後悔しないように生きよう!」と心に決めて、今までやりたくても
できなかったことを、どんどんやっていくことでひらけていく美しい世界に
ぐいぐい引きこまれます。
線路に靴のヒールが挟まっておとずれるあのクライマックスと、そのあとの
すさまじい展開! ページをめくる手が止まりませんでした。
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